この記事では子供の食物アレルギーについて、気になる果物アレルギーの特徴と注意点についてお届けしています。
子どもの食物アレルギーで花粉症と関係があると言われている果物アレルギーのポイントについて
・花粉症と関係がある可能性が高い
・ラテックスアレルギーは要注意
・栄養バランスの良い食事を心がける
について詳しくお届けします。
■果物アレルギーの特徴とは
果物アレルギーは食物アレルギーで花粉症と関係があるアレルギーと言われています。この3つのポイントについて詳しく解説していきます。
・花粉症と関係がある可能性が高い
・ラテックスアレルギーは要注意
・栄養バランスの良い食事を心がける
・花粉症と関係がある
子どもの食物アレルギーで花粉症と関係があると言われている果物アレルギーは、花粉症のアレルゲンと似た果物がアレルギーになる場合が多いことです。
アレルギーのある花粉の種類によって、アレルギーの出る果物の種類が異なると言われています。具体的にはこのようなパターンが多いようです。
- ブタクサ花粉・・・メロン、スイカ、バナナなど
- シラカバ花粉・・・リンゴ、モモ、サクランボ、マンゴー、キウイなど
果物アレルギーにはOASと呼ばれる「口腔アレルギー症候群」があります。口腔アレルギーの場合は、アレルギーのある果物を摂取した直後に「口腔内」「舌」「唇」などにイガイガとする不快感やかゆみを感じます。
口腔アレルギー症候群を引き起こしているアレルゲンのたんぱく質は熱を加えることで分解されやすいため、加熱調理後は食べれることが多いです。
しかし、口腔アレルギー症候群を発症しない果物アレルギーもあります。医師に相談して食べられるものや方法をしっかりと確認しましょう。
・ラテックスアレルギーは要注意
子どもの食物アレルギーで花粉症と関係があると言われている果物アレルギーは、ラテックスに含まれているたんぱく質と果物に含まれているたんぱく質が似ているものがあることです。
果物アレルギーの中で「ラテックス・フルーツ症候群」があります。これはゴムノキからできる天然ゴムのラテックスと果物アレルギーのたんぱく質が似ていることでアレルギー症状を引き起こします。
ラテックス・フルーツ症候群で注意すべき果物は「イチジク」「マンゴー」「バナナ」「アボカド」「キウイ」「メロン」「パパイア」などです。ラテックス・フルーツ症候群のアレルゲンとなるたんぱく質は、加熱しても分解されにくいため基本的に摂取を控える必要があります。
・栄養バランスの良い食事を心がける
子どもの食物アレルギーで花粉症と関係があると言われている果物アレルギーは、不足しがちな栄養素を補う食事を心がけることです。
果物アレルギーになると果物に豊富に含まれている「ビタミン」「ミネラル」「食物繊維」などが不足になりがちです。食べられる果物や野菜を組み合わせて、必要な栄養素を摂るように心がけましょう。
また、果物はお菓子やデザートなどに含まれやすい食材なため、アレルギーのあるものが混じっていないかを確認する必要があります。フルーツパフェやフルーツポンチのように様々な果物が混じっているものは特に注意しましょう。
■まとめ
子供の食物アレルギーで花粉症と関係があると言われている果物アレルギーについて簡単にまとめるとこのような形になります。
・花粉症と関係がある可能性が高い
・ラテックスアレルギーは加熱しても食べられないため要注意
・栄養バランスの良い食事を心がける
理解を深めて安全で健康に過ごすことができるように心がけていきましょう。
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